将来の人類発展の方向性
地球変動とサステイナビリティ
主に人間の活動によって生じた大規模な変動が、地球環境にかつてないほどの影響を及ぼし、私たちの生存と繁栄に欠かせない生態系のサステイナビリティを脅かしています。UNU-ISPは、地球変動とサステイナビリティというテーマで、持続可能な開発と、それを支える要素(環境、社会、経済)間の相互作用に対する理解を深めることを目指しています。
地球環境とサステイナビリティに深い影響を及ぼしている諸問題は、それらの問題に取り組んだだけでは解決できません。将来の地球上のの人口構成や消費パターンをもたらす社会的・経済的な促進要因という観点にも言及する必要があるのです。こうした背景から、このプログラムでは地球変動を取り上げています。地球変動は地球環境変動よりも幅広い概念で、人為による生物物理的な環境変動や、将来の人類発展の方向性を決める社会システムやそれらの相互作用の進展をも包含するものです。
現在人間が直面している最大の問題のひとつは気候変動であり、その悪影響を軽減することは国連の最優先事項です。気候変動には温室効果ガスの増加ばかりでなく、バイオマス燃焼や産業・交通汚染による大気中の炭素量の増加、大規模な土地被覆の変化、炭素の貯蔵とフラックスに影響を与える土地管理行為の変化などの要素も含まれています。
土地の被覆と管理の変化は、また土地の劣化と生物多様性の減少をもたらし、生態系のサステイナビリティに影響を与えています。山岳地帯や乾燥地、海洋や沿岸地域は特に脆弱です。また急速な都市化も、サステイナビリティや生活の質に数多くの問題をもたらす、もう一つの大きな動きです。
このアプローチには、人間活動に焦点をあてた持続可能な開発への取り組み(未来の世代のニーズを危機にさらすことなく現在の世代のニーズを満たす開発)や、生態系を維持する環境容量内で生活しながら生活の質の向上を目指す、生態系に焦点をあてた考え方が盛り込まれています。
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Page last modified 2009.03.31.
